エンジンオイルについて | 2017/10/16 |
こんにちは、メカニックの小坂です
今回は、少しエンジンオイルについて書きたいと思います。
エンジンオイルはベースオイルに全合成油と部分合成油と鉱物油の3種類があります
全合成油は不純物がまったく含まれないベースオイルに添加物を入れて保護性能や洗浄作用などを高めてある1番いいオイルです、なので少しお値段が高めなんですがお車を大事にされる方におススメです
部分合成油は全合成油と鉱物油の中間に位置するオイルです、このオイルは全合成油に近い性能と鉱物油に近いコストで作られているので町乗りがメインのお車におススメです
鉱物油は重質油を減圧蒸留して不要成分や有害成分を取り除いたオイルなんですがお値段はお安めで良いんですが劣化しやすいオイルになりますので町乗りでも早目に交換する事をおススメします
あとオイルの粘度数なんですが0W-20とか記入されていますがこの0WのWはWinterの頭文字になります数字の0Wは-35度から5Wなら-30度から使える事になります
ハイブリットや低燃費車なら0W-20とか5W-20がおススメです冬に固めのオイルを入れると燃費に少し差が出てきたりします
町乗りメインの低燃費車じゃない車なら5W-30か10W-30ぐらいがおススメです0W-20とか低燃費オイルを入れてしまうと高温時の油膜が少し心配なのでこちらはあまりおススメしません
スポーツ車や少し昔の大排気量の車なら全合成油か部分合成油の5W-40なら高温時でも油膜切れを起こすことなく使っていけると思います
サーキットを走るターボ車なら燃費性能を考えないと思うので全合成油の5W-50とか10W-50が油膜切れを起こしにくいので良いと思います
ちなみにクラシックカーならクラシックオイルというものが有るんですがこのオイルは少し珍しく鉱物油で20W-60と固めにしてあって密閉密度を高めているんですね鉱物油なのも今の全合成油とか入れてしまうと添加物がシーリングを攻撃してしまいオイル漏れがしやすくなってしまうみたいです
オイルメーカーによってもオイルの味付けが全然違うのでいろんなメーカーを試してみるのも良いかもしれませんね。